障害年金で見つけた働き盛りの転機 ~うつ病と向き合う支援の記録~

障害年金の監修をして頂いている札幌障害年金相談センター(運営:社会保険労務士法人ファウンダー)の障害年金に関する請求事例を紹介させて頂きます。

うつ病で消えた笑顔、再び輝く道へ

札幌障害年金相談センターに初めてご相談にいらした時のAさんは、フルタイムでの勤務を続けながらも、深刻な状態でいらっしゃいました。有給休暇をすべて使い果たし、昼休みには疲労で机に伏せる日々。週末は寝たきりの状態で、食事も摂れず栄養補助飲料のみの日も珍しくありませんでした。そのような中、主治医から「就労の継続は健康状態を著しく悪化させる恐れがある」との診断を受け、当センターへの来訪を決意されました。

ご相談を受け、私どもは直ちに障害年金申請のお手伝いをさせていただくことになりました。Aさんは9月末での退職を決められており、それまでの限られた時間で準備を進めることになりました。複数回の丁寧な面談を通じて、発症時期からの症状の推移、通勤・勤務の困難さ、日常生活での具体的な支障など、詳細な状況を慎重にお聞きしながら、病歴就労状況等申立書の作成に取り組ませていただきました。

幸いにも、Aさんは初診からの主治医との信頼関係が築かれており、医師も障害年金制度への深い理解をお持ちでした。私どもが作成させていただいた申立書を参考資料として提供したところ、医師から詳細な診断書を作成していただくことができました。

診断書の内容は、日常生活能力の評価において7項目中5項目が「援助があれば可能」、2項目が「できない・行わない」との判定でした。また精神障害の程度においても(4)に該当する所見があり、明確な2級相当の状態であることが示されました。

私どものサポートの結果、Aさんは障害厚生年金2級の認定を受けることができ、年間約120万円の給付を受けられることとなりました。この結果について、Aさんから「これほどの結果が得られるとは思っていませんでした」との温かいお言葉を頂戴し、支援に携わらせていただいた者として深い感謝の念を覚えました。

今回の申請では、きめ細やかな聞き取りに基づく申立書の作成と、それを踏まえた医師による的確な診断書の作成が、受給認定の重要な要素になったと考えております。私どもは、Aさんと医師との大切な関係性を最大限尊重しながら、最適な申請のお手伝いができたものと存じます。

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